高速鉄道事故・新疆襲撃事件 事件多発の7月 「和諧社会」終焉告げる
【大紀元日本8月2日】中国共産党の結党90周年で祝賀ムード満開のはずだった7月だが、一変して災難続きの月となった。新疆ウイグル自治区で起きた連続衝突事件、相次ぐ陸橋崩落事故、そして高速鉄道事故。事故現場には無残な姿となった車体に、泥にまみれた「和諧」の文字がくっきりと浮かぶ。どれも胡錦濤国家主席が提唱した「和諧社会」(調和のとれた社会)の崩壊を象徴した出来事だった。
世界一にこだわった発展モデルの崩壊
中国のマイクロブログ「微博」を利用するユーザー達はこのように嘆いた。「発展すればするほど、死との距離が縮まっていく」
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