故宮博物院「国宝の皿」割れる さらなる事実隠蔽の疑い

【大紀元日本8月3日】北京市にある故宮博物院で7月はじめ、一級文物(日本の国宝に相当)の宋代「青釉葵瓣口盤」が破損していたことが、中国版ツイッター「微博」で30日明らかにされた。1か月経っても当局から発表がなかったことから、当局は事故の隠蔽を図ったのではないかとの疑いがもたれている。故宮博物院では5月に他の文物が盗まれた事件もあったため、この投稿は瞬く間に注目を集めた。

故宮博物院側は31日になって初めて、「陶磁検査研究室の研究員が4日、無破損検査を行っていたところ、扱いのミスで皿が割れた」と、事故の事実を明らかにした。

国家文物局が2003年に制定した「国家文物局突発事件対応管理方法」には、「国有文物事業は突発事故が発生した際、2時間以内に文物主管部門に報告しなければならない」と記されている。

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