闇武器製造工場を摘発 国内外に流れたか=福建省

【大紀元日本8月16日】福建省泉州市晋江地区ではこのほど、闇の武器製造工場が摘発された。各種の拳銃1.3万丁が押収され、その多くは殺傷力がある。情報提供者によれば、全国にこのような工場が存在するという。

中国国内の東南新聞ネットの13日の報道によると、問題の闇工場は「晋江智高玩具有限公司」という玩具メーカーの敷地内にあった。その経営者の説明では、工場は2003年から操業開始、各種のおもちゃの拳銃を生産し、製品は全部インドネシアや、フィリピンなどに輸出しているという。

一方、警察当局の発表によれば、同玩具工場内には部外者完全立ち入り禁止のエリアがあり、唯一の出入り口には番犬が見張っている。ここは闇の武器製造工場である。

今回の摘発を受け、経営者を含めて関係者3人が逮捕された。

いま、中国国内ではマフィア組織が横行しているため、違法な拳銃・弾薬の裏取引が盛んに行われているもよう。

四川省重慶市政府の発表によれば、2009年の数か月間に、3378丁の違法拳銃のほか、刃物や、42トンの爆発物、1万個以上の雷管を押収した。情報筋によると、これは故意に少なく操作された数字であり、実際の数量はこれよりずっと多いという。

2009年、重慶市で押収された大量の銃。その多くは闇武器製造工場で作られた(ネット写真)

情報提供者は本紙の取材に対して、「この工場は何年も前から操業されており、なぜ、いまになってやっと摘発したのか」「生産した武器は国外にも密輸されている。中国国内には同様な工場はほかにもあるはず」「中国のマフィア社会は横行しており、各種の銃撃事件は後を絶たない」などと証言した。

(記者・方暁、翻訳編集・叶子)
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