中国、リビア臨時政府への資金支援を阻止か

【大紀元日本9月6日】リビア臨時政府(国民評議会、NTC)の議長は公に、凍結されたカダフィ大佐の海外資産を解除して臨時政府の運営資金に当てることを中国政府が阻止している、と批判した。

国連安保理の制裁決議により各国がカダフィ大佐の海外資産を相次ぎ凍結していた。1日からパリで開かれた、カダフィ政権崩壊後のリビア復興を討議する関係国会議で、そのうちの 150億ドルの解除を決め、臨時政府の運営資金として復興や人道援助にあてることで合意した。

ロイター通信は臨時政府のアブドル・ムラー報道官の発言を引用して、同会議に参加した中国側は上記の決定を支持したが、カダフィ大佐の海外資産の全額解除に一貫して反対している、と報じた。カダフィ大佐の海外総資産は1700億ドルに達するとされている。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。