中国のユダヤ人問題に注目 元記者が精神病院に監禁される

【大紀元日本9月14日】中国北西部の河南省開封市で、約5000人のユダヤ人末裔が生活していると言われている。ユダヤ人の存在を否定する中国で、彼らは苦しい生活を送っている。中国農業銀行の記者・張軍氏は、これらのユダヤ人末裔に注目し支援したことで、3回も監禁されたことがあり、その間に精神病院で54日間も監禁された。

張氏は最近、海外中国語の「共産党組織からの脱退サイト」で、中国共産党の関連組織から脱退する声明を公に行った。声明文書で、中国共産党の少数民族の利益や維権人士に対する圧力に非常に失望したため中国共産党からの脱党とあらゆる党組織からの脱退、党費の返還を要求すると公表した。

同氏によると、開封市のユダヤ人は宋の時代に中国に入り、すでに一千年以上の間中国で生活している。彼らは自分たちの博物館も建てており、祖先から受け継いた文物とお経が保存されている。しかしこれらのユダヤ人リーダーたちは精神病患者と見なされ、地方政府の圧力を受け、精神病院に閉じ込められたり労働教養所に送られたり、殺すと脅されたりしているという。そのため、彼らは自分をユダヤ人だと認めることができないでいるという。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。