中国から不透明な投資 独メディア「目的に警戒せよ」
【大紀元日本9月15日】世界一の外貨準備高を有する中国は、債務危機に直面するイタリア政府に、イタリア国債の購入を打診している。英紙フィナンシャル・タイムズによると、中国の国有投資会社「中国投資」の楼継偉会長が先週、代表団を率いてローマを訪れ、イタリアのトレモンティ経済・財務相と会談を行い、イタリアの国債購入やイタリアの会社への投資について討論したという。
中国の欧州における投資が広まっている。最近、中国のビジネスマン・黄怒波氏が約1億ドルを投じてアイスランドの300平方キロメートルの土地購入契約を交わしたと伝えられ、話題となっている。ドイツ国際放送局ドイチェ・ヴェレは9月12日、中国政府の欧州における戦略的投資に警鐘を鳴らした。
同報道は、欧州における中国政府の投資の運営方式と規模は非常に不透明であると指摘、軍事戦略の目的ではないかと疑問を呈している。また、欧州諸国の中国政府との接し方について、完全に経済利益を最重要視していると非難、中国投資の浸透に警戒するよう呼びかけた。
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