中国4大国有銀行の預金高、半月で4200億元激減

【大紀元日本10月6日】中国4大国有銀行、工商・農業・中国人民・建設の預金高が9月15日時点で、8月末と比較して4200億元も減少した。中国マスコミ報道により判明。これに対して専門家はさまざまな意見を述べている。

中国農業銀行のエコノミストで、著名な経済学者の何志成氏は中国紙・毎日経済新聞で、これほどの急激な減少は過去に例がないと指摘し、国内金融市場に警鐘を鳴らしたと警告。同氏によると、4大銀行以外の銀行も含め、全国での減少規模は6000億元を超えているとし、短期間にこれほど激減したことは、「金融引き締めによる企業の資金繰りの悪化」によるものだと分析した。

一方、現在の中国国有銀行の年利が3%であるのに対し、6%以上のインフレが続いている。この状況で銀行に預金すると損失となる。それに対し、民間貸借市場のリターン率は国有銀行よりはるかに高いため、多くの個人預金を引きつけるようになった。

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