中国版ジョブズはなぜ出ないのか 制度を嘆くユーザーら

【大紀元日本10月15日】米アップル創業者スティーブ・ジョブズ氏が亡くなってわずか4時間で、中国版ツイッターで人気の「新浪微博」には3500万の書き込みが殺到した。ジョブズ氏が開発したシンプルで利便性の高い製品は多くの中国人をも魅了した。そんなジョブズ氏に敬意をはらう書き込みが飛び交う中、「13億もいるのに、(なぜ中国から)1人もジョブズが出ないのか」と、アメリカの自由な風土を羨み、自らを取り巻く環境を嘆くユーザーも多い。

李治さんもそんな1人。多くの発明案件を持ちながらも常にのけ者にされる李さんは本紙に、「中国の法律法規がジョブズのような人材をつぶしている」と経験談を交えて語った。「発明家は融資を受けるルートがない」。中国の銀行はすべて当局の管理下にあり、個人での資金集めも違法とされるため、発明を製品化する資金が手に入らないという。

また、革新的な発明をした人は政府の目に止まると、軍や政府関与の研究に配属されることが多い。「利益につながる成果が出ると、幹部たちが私腹を肥やすために群がる」。結果的に研究成果が横取りされ、考案者の創造性や積極性が削り取られるという。

▶ 続きを読む
関連記事
スペースXの大型ロケット「スターシップ」が第14回飛行試験で初めて地球周回軌道に到達した。スターリンクV3衛星26基を展開し、大気圏再突入と太平洋への着水も実施した
米国が対中AI半導体輸出規制を強化するなか、エヌビディア製半導体や高性能GPU搭載サーバーが東南アジア経由で中国に流入しているとの研究が相次いでいる。第三国経由の迂回輸送や最終利用者の確認など、輸出規制の課題を追う
米中首脳会談で延長の「貿易休戦」。だが、レアアース問題は解決していない。米欧が供給網を再構築するまで数年を要する一方、北京はなお輸出管理を交渉材料にできる。2027年1月10日までの「時間」をめぐる競争が始まった
米政府はイラン経済への圧力を強めている。スコット・ベッセント米財務長官は、イランが中国向けに引き渡せる石油は減少しており、最後の貨物は今後2週間以内に引き渡される可能性があると述べた。
トランプ米大統領は、ホルムズ海峡の再開と核協議の再開を盛り込んだイランの提案を拒否し、核兵器保有を認めない方針を改めて示した。米財務長官は、イランへの経済的圧力が成果を上げつつあると述べた