中国が遊説攻勢 米議会の中国貨幣法案阻止のため

【大紀元日本10月15日】中国政府は今、全力で米国政府に働きかけ、中国の為替操作を制裁する法案の成立を阻止しようとしている。

ロイター通信の報道によると、駐米中国大使館はメンバー12人からなる「議会連絡チーム」を結成して、有力議員の秘書たちと会合したり、議員事務所に電話したり、ホワイトハウスとコミュニケーションを取ったりしている。ロイター通信はそれについて、「中国は米国の首都ワシントンで活発にロビー活動を展開し、為替操作を懲罰する立法を妨害しようとしている。米国の政策を左右するために、一段としたたかなやり方をみせている」と報じた。

中国大使館のある幹部はロイター通信に対して、「大使館の議会工作チームのメンバーは米議会議員と接触しているだけでなく、米国のすべての政府機関、行政機関も含めてコンタクトしている」と話した。同匿名幹部によると、大使館の関係者は米国議会の有力議員の秘書たちと頻繁に会合してきた。「我々は絶えず、彼ら(秘書たち)に我々の立場を説明している。彼らには過半数の両院議員を説得して、同議題を政治化させないでほしい」と同幹部は明らかにした。

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