「英国にいるはずの息子が北京に」 両親騙し6年で600万元浪費

【大紀元日本10月24日】英国オックスフォード大学に留学中の息子のために、中国江蘇省で零細工場を運営する両親が、6年間で延べ600万元(約7200万円)を息子に送金していた。しかし、息子はずっと北京にいた。嘘がばれて「自殺してやる」と息子に脅された両親は、警察を呼んだため、この家庭内騒動は広く知られるようになった。北京晨报が伝えた。

「息子が自殺すると言っている、助けてほしい」と中年女性から20日、北京の八大處消防署に通報があった。消防署員がこの女性の息子宅に到着すると、痩せ型で身長170センチほどの男性が、「構わずに、死なせてくれ」などと感情的に叫んでいた。すでに複数の警察官らが対応していた。

同紙の取材に応えた両親の話によると、江蘇省出身の31歳のこの男性は、仕事に就かないまま6年間北京に居住していた。息子は英オックスフォード大学に留学することを目指していたが、個人的な理由で達成できなかった。そこで、身を潜めるように北京で独りで生活していた。

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