万里の長城、鉱石採掘で崩壊 多くの区間で8割が廃墟化

【大紀元日本10月25日】鉱石の採掘による万里の長城の破壊が深刻化している。多くの箇所で崩壊しており、完全に途切れた場所も確認されている。歴史の変遷を生き抜いた万里の長城は、利益至上の人々と政府の無策により、傷だらけになっている。

国営新華社の報道によると、明代に作られた長城で、最も雄々しい河北省莱源県内の部分は、最近、付近での鉱石採掘のため、ほぼ崩壊状態にある。県内の長城周辺では、鉄や銅の小型採掘所は十数カ所に上り、最も近いところは、長城から100メートルも離れていない。

河北省の他の場所でも長城の破壊は深刻だ。省当局の調査によれば、省内長城の8割以上は保護が行き届いていないか、すでに途切れてしまっている。7割近い烽火台は崩壊している。

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