3分の2の都市が水不足 対策を急ぐ中国

【大紀元日本2月21日】中国水利部副部長・胡四一氏は16日、国務院新聞弁公室の記者会見で、中国の3分の2の都市が水不足の問題を抱えており、農村部では約3億人の飲み水が安全ではないことを明らかにした。

胡氏は記者会見で「最も厳しい水資源管理制度の実施に関する国務院の意見(以下、国務院の意見)」を紹介した。それによると、中国では1人当たりの水資源量は世界平均の28%の2100立方メートルで、全国で年平均500億立方メートル以上の水が不足している。

さらに、第二と第三の大河となる黄河と淮河流域における水資源の利用はそれぞれ76%と53%に達し、海河では100%を超えている。過度な利用は生態環境に影響を与え、水質汚染を加速させたと胡氏は述べた。2010年の調査で、38.6%の河川の水質は飲用水に適さず、3分の2の湖沼は富栄養化が進んでいる。

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