三峡ダム建設企業の定年退職者1万人以上が抗議=湖北省

【大紀元日本2月28日】湖北省宜省市では今週始めから、退職金に不満をもつ中国葛洲壩(は)集団の定年退職者が道路を塞ぎ抗議を続けている。同集団は三峡ダム建設工事の主要会社であった。フランス国際放送(RFI)が伝えた。

RFIの取材に答えた中華網民互助会の項軍さんによると、抗議者は政府に助けを求めているが、当局は今だ解決策を講じていない。本部を湖北省宜昌市に置く同社の1万人以上もの60歳から70歳までの定年退職者が、退職金や福利待遇が低いという会社への不満を訴えるため、20日、市内のロータリーを塞いで渋滞を引き起こし、事態の周知を図った。

葛洲壩集団は中央政府直属の大型国営企業で、主に建設工事、水力発電投資、不動産に従事している。1970年、長江で初めてのダムである「葛洲ダム」の全体の建設を請け負った。三峡ダム建設における60%の工事は同集団が引き受けている。同集団サイトの退職者向けメール通信によると、現在同集団には3万7000人の従業員がおり、3万5000人の定年退職者がいる。

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