中国の民主活動家が不審死 天安門事件の再評価を求めてか
【大紀元日本6月7日】1989年の天安門事件の発端となった一連の民主化運動の時期、湖南省で労働者による自主労働組合「工自連」を組織し、国家転覆罪で21年間投獄された民主活動家・李旺陽氏(62歳)が6日、入院先の病院で死亡した。当局は自殺と断定しているが、現場に不審点が多いことから、家族および民主団体は真相の究明を求めている。
入院していた李氏は当時、24時間の厳しい監視下に置かれていた。同日朝6時ごろ、窓に包帯を結び、首吊りのような状態で発見されたという。しかし、包帯は首にゆるく巻かれており、スリッパは履いたままで、両足も地面についていた。そして、首吊り自殺に見られる苦しそうな表情が見られなかったことや、厳しい監視下にあったにもかかわらず、目も耳も不自由な彼の自殺に監視者が気づかなかったことなどから、親族・友人の間から「自殺」を疑う声が上がっている。
遺体はすでに当局に運び出された後で、親族による遺体写真撮影も許可されなかった。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。