【ぶらり散歩道】ー東京篇ー 東京スカイツリー

【大紀元日本6月21日】世界一高いタワーとして名高い東京スカイツリー。2011年、ギネス・ワールドに認定されたことは人の記憶に新しいが、今回、抽選で入場券を見事に射止めた。

当日、スカイツリーに上れると思うと興奮し、朝早くから目が覚めた。ホテルから車で首都高速に乗り、スカイツリーを目指して出発した。途中、皇居近くのビルの谷間から見えたツリーは、見る場所によってねじれたり、曲がったりし、非常に不思議な建物のように見えた。

まだ開業して間もないからか、そこは多くの人で溢れていた。下からツリーを見上げると首が痛くなるほど高い。エレベーターに乗り込むと、高度がぐんぐん上がり、急速な気圧変化で耳がキィーンとした。上昇するとともにエレベーターの電気が消え、ライトに彩られた模様が美しく浮かび上がり幻想的だった。

40秒ぐらいで天望デッキ350に到着した。扉が開くと、これまでに見たことのない絶景が目に飛び込んできた。東京タワー、東京ドーム、お台場などが鮮明に見えた。空気が澄み、晴れた日には富士山がよく見えるという。

天望デッキにはカフェカウンターやレストランなどがあり、食事をしながら「日本一」の眺望を楽しめるはずなのだが、大勢の行列なのであきらめた。

エレベーターを乗り継いで、一番高い天望回廊へ行く。天望回廊はガラス張りで、スロープ状になっている。445m地点から450m地点の展望室まで景色を望み、まるで空中散歩をしているような気分だった。世界一高い最高到達点に到着、ここから下を眺めると、河川が街を蛇行しているのが分かり車や建物までがまるでおもちゃのように小さく見える。床はガラス張りで、下を見ると怖くてゾクゾクした。

スカイツリーの内部を思う存分楽しんだ後、ツリーの周辺も散策してみた。東京の下町、浅草寺と墨田川から見えるスカイツリーは、ほどよい距離で写真撮影には絶好の場所である。

さすがに世界一の電波塔、東京スカイツリーは非日常的な空間が楽しめる。爽快な気分を味わうために、何度でも行って見たい所だ。

 

(文・写真/工 誠宏)