苦言に耳を傾ける

【大紀元日本7月17日】誠実、忍耐、努力、寛容。絶えず心と身体を鍛えることで、何事にも習熟することができる。しかし、どんなに熟練した人であっても、難しいのが「他人からの指摘に耳を傾けること」。道を究めたと思っていても、その先にはまだ道がある。更に向上するためには他人からの指摘を受け入れ、慢心を防ぐこと。絶えずこれができれば前進の道に遮るものはなく、大きな間違いを防ぐことができる。

********************

ある日、唐太宗は臣下の褚遂良(ちょすいりょう)に質問した。「舜帝が漆器を製造しようとした時、十何人もの臣下がそれを止めるよう帝に進言した。なぜそのくらいのことで皆が諌める必要があるのか?」

褚遂良は恭しく答えた。「贅沢なものを求める欲望にはきりがありません。この欲が、まさに国が滅亡する根源なのです。まもなく人は漆器では満足しなくなり、それが金になり、翡翠になるのです。忠実な臣下は帝を心から尊重しているので、過ちの芽が大きくなる前に摘み取ろうとします。もし大きな災難となって目の前に迫ってきたら、帝はどんな進言にも耳を貸さなくなります」

唐太宗は言った。「まさに、その通りだ。私が何か間違ったことを始めたら、直ちに私を諌めてくれ。前代の帝王たちを観察してみると、彼らは臣下からの諫言を拒絶していた。彼らは常に、『これには前例がある』『すでに決定した』と言い訳し、自分たちの過ちを認めなかった。このようであれば、どうやって滅亡を免れるだろうか?」

他人からの指摘を受け入れ、過ちは小さいうちに直す。このような人物だけが、他人のいい所を吸収し、大きく前進できるのだ。

 (翻訳編集・郭丹丹)
関連記事
ワクチン接種の普及とともに、さまざまな副作用が報告されています。最新の研究は、特定のCOVID-19(新型コロナウイルス)ワクチンが視神経脊髄炎を引き起こす可能性があることを再確認しました。この病気は失明、麻痺、さらには死亡につながる可能性があります。
認知障害患者の数は年々増加し、毎年の新規症例は約1,000万件に達し、特に65歳以上の人々でより一般的です。研究によると、日常的に摂取する3種類の飲料が脳の健康に悪影響を及ぼしており、これらの糖分を含む飲料を避けることが重要です。中医師は健康に有益な自然な茶飲料を自家製することを推奨しています。
ブレインフォグはCOVID-19の一般的な後遺症であり、最新の研究では、血液脳関門の損傷がその原因の一つであることがわかりました。 血液脳関門(Blood-Brain Barrier、BBB)は、脳血管内皮細胞と周囲の細胞から構成され、血液と脳の間の分子の出入りを調節し、中枢神経系を血液中の外部物質、ホルモン、神経伝達物質から守ります。血液脳関門が損傷されると、有害物質が脳に入り込み、中枢神経系の疾患を引き起こすことがよくあります。
甘くて心地よい糖分に慣れていると、糖を断つのは耐えられないでしょうか?糖を断った後の利点を考えると、それが絶対に価値があると思うでしょう。 「あなたの体は糖(加糖)を必要としていません」と、2型糖尿病の逆転に長期間注目している腎臓病専門の馮子新氏は大紀元のインタビューで述べ、糖を断った後、あなたの体には予想外の変化が起こると言っています。
このごろ、雨が降り続く中国各地では、雨上がりになると「危険な巨大カタツムリ」がたくさん出現しており、ネット上でも話題になっている。