改革派の広東省トップ、汚職幹部2千人以上を検挙
【大紀元日本8月20日】中国広東省の腐敗・汚職に対する集中取り締まりで、2千人以上の幹部が検挙されている。これを牽引したのは同省トップの汪洋氏は政治改革の支持者と見られる。一方、中国問題専門家は、中国の腐敗問題は政治と経済の体制に根ざしているため、根絶できないと指摘した。
中央政治局の委員で広東省トップの汪洋氏は今年2月から、「三打二建」という名の腐敗・汚職の取り締まり運動をはじめた。「三打」とは、市場の独占、偽造商品の製造・販売、賄賂と収賄を打撃すること。「二建」とは、社会の信用と市場の監督・管理の体制を建設すること。
地元紙・南方都市報の17日の報道によると、15日までに、この取り締まり運動で計1931人の汚職幹部が検挙された。そのうち高官6人が含まれている。深セン市だけでも、10日までに、賄賂の案件543件が摘発され、245人の幹部が関与していたという。
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