3年で焼身自殺40件以上 中国の強制立ち退き=アムネスティ報告
【大紀元日本10月26日】アムネスティが最近発表した報告によると、中国で貧しい人や労働者の住居が強制的に取り壊され立ち退きを迫られるという事態がますます激しさを増しており、暴力抗争や死亡の情報が次々と伝えられている。
アムネスティが詳しく調べた40件の強制立退きの中で、9件が民衆の抗議あるいは強制立ち退きを制止しようとしたために死亡事件が起きている。焼身自殺事件に関しては2009年1月からの3年間で41件の情報を収集しており、このうち8件は死亡事件に至っている。これは数年前に比べると大幅に増加しているという。しかしながらここ10年、中国国内メディアに報道された強制立退き事件は10件以下である。
数年来、いわゆる再開発計画を実行するため、通常、地方政府がとる措置は、土地を奪い取り開発権を売り出したうえに立ち退きを強制する。2008年の北京五輪と2010年の上海万博が開催された際、多くの北京と上海の住民が、住居の強制取壊しに遭っている。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。