【ぶらり散歩道】―富山篇― 南砺市の菊祭り

【大紀元日本11月15日】富山県南砺(なんと)市が誇る菊の祭典「南砺菊祭り」に行ってきました。毎年、南砺市園芸植物園フローラルパークで開催されます。

小菊で飾られた唐門を通り抜けると、まず一際目を奪われるのは、立派な菊で彩られた五重の塔。園内を廻ると、200品種あまり、日頃目にする菊から珍しい菊まで3万本を超える菊が美しさを競い合っていました。

豪奢な一本仕立ての大輪は花びらの渦巻きが見事。スプレー菊は花火のような繊細な美しさが特徴でした。舌状花の御紋章菊と呼ばれる菊の花びらは、舟底の形。ひまわりのように大きな菊も飾られていました。

菊祭りの責任者は、「色も形も綺麗な菊を育てるのは大変な苦労です。水やりをはじめ、剪定や肥料などの高度な技術が必要となります。丹精込めて育てられた菊の競演は、本当に楽しませてくれます」と語ってくれました。

(文・写真/工陽子)