【大紀元日本2月12日】古い歴史のある温泉地として有名な山鹿市(やまがし)を散策していると、目の前に威風堂々とした武家屋敷が・・・。実はこれ、「さくら湯」という立ち寄り湯です。
傷を負った鹿が湯に浸かっているのを見て、この温泉を発見したという伝説があります。承平年間(931年~938年)に記された『倭名類聚抄』にも山鹿の地名が載っています。
また、肥後細川藩の初代藩主・細川忠利公が山鹿の温泉を大変気に入り、寛永17年(1670年)にさくら湯の起源となるお茶屋を新設。完成の際には宮本武蔵を招待したという記録もあります。
昭和48年、山鹿市の大規模再開発事業によりさくら湯は解体され再開発ビルの中に移転。紆余曲折を経て平成24年11月23日に再び、さくら湯が開湯。九州最大・江戸の建築様式を色濃く残す大浴場として、往時の趣をそのままに再現されました。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。