【大紀元日本4月5日】3月29日夜、台湾桃園市で行われた神韻巡回芸術団の第4場公演に、香港の著名な舞踏教師・熊立氏が鑑賞に訪れた。同氏は、神韻鑑賞後、「感動した。神韻は中国の希望だ」と、目に涙をためながら語った。
熊立氏の神韻鑑賞は今回が初めて。神韻の名声は以前から聞いていた同氏は今回、香港から台湾へ、神韻鑑賞のためにわざわざ訪れたという。
公演を目にした同氏は、目に涙をため、感動の嗚咽をこらえながら次のように語った。
「オープニングの演目『下世』が開幕したとき、私の心に震えが走り、私の目から涙があふれた。やはり(神韻の)名の通り、公演中の会場内は、まさに天人合一、神と人がともに舞い踊る、善と美の極致の世界だった」
神韻の演目について、舞踏の専門家である同氏はまた次のように語る。
「舞踊の技術は最高レベルであり、その編成も一流だ。どの部分が優れているかではなく、舞踊の編成、動きの流麗さ、ともかく全てにおいてすばらしい。さらに、美しい衣装とその色彩の配置、バックスクリーンに投影される背景などが、ダンサーおよび音楽と見事に調和していた」
同氏はまた、神韻公演が正統な中国伝統文化を保存し継承する唯一のものであることに触れる一方、中国国内において、伝統文化が破壊され喪失した現状について、次のように述べた。
「一党独裁のもとでは、党文化(中国共産党による偽文化)によって教育される。そのため、人の心が全て変えられてしまい、金や権力を至上のものとする価値観が植えつけられてしまった」
そう語る熊立氏は、中国伝統文化こそが中国を救うものだとした上で、「神韻は中国の希望だ!」という。
インタビューの最後に、同氏は、神韻を鑑賞した感動を、次のような一首の詩で表現した。
「神韻新中国、大法正乾坤、神韻舞踏団、舞出神州正気(神韻こそ新中国なり。大法は乾坤を正す。神韻舞踏団、その舞は神州の正気をいだす)」
熊立氏は、香港熊立武術舞踏団の団長。十数年にわたって香港の舞踏界で活躍するとともに、舞踏教師としてこれまで9千人近くの学生を指導してきた。
2010年1月には、香港で初めての神韻公演が行われる予定であったが、中国共産党の影響下にある香港当局が、神韻芸術団の主要スタッフ6人の入国ビザ申請を直前になって却下したため、同公演の中止を余儀なくされている。
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