名監督張芸謀に7人の子供? 政府系メディアが一斉に批判
【大紀元日本5月10日】中国の主要政府系メディアは、世界的に有名な映画監督・張芸謀氏(61歳)のスキャンダルを一斉に報道した。女性関係や、隠し子を含む7人の子供を持つ(一人っ子政策違反)などの疑惑が伝えられ、当局はすでに調査に乗り出している。江沢民元国家主席の御用監督だった張芸謀氏はまさかの大ピンチに陥っている。
7日、政府系ニュースサイト「新華網」「人民網」はそろって同監督の疑惑を取り上げた。30歳年下の女性と再婚し、2男1女をもうけたが、さらに複数の女性と不倫関係にあり、「少なくとも7人の子供のパパである」と隠し子の存在を指摘するなど、同氏のスキャンダルを満載した。
8日、「新華網」はさらに評論で、同監督に重婚罪と一人っ子政策違反の疑惑がもたれていると批判した。「道徳と法律の両方において、厳しく追究されて罰せられるべき」としている。
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中国北京市では4日、当局の諮問機関にあたる中国人民政治協商会議(政協)が開幕された。中国メディアによると、政協の男性委員は会議で、少子化の対策として30歳以上の未婚女性の出産を認めることを提案した。
中国国家統計局は17日、2021年の全国出生数は1062万人で、5年連続の減少と発表した。また、昨年の出生率(人口1000人当たりの出生数を示す比率)は7.52人と1949年の共産党政権樹立以来の最低水準を記録した。
近年、中国の少子化問題は深刻になる一方のようだ。地方政府はこのほど、子育ての負担を軽減するとして優遇融資策を相次ぎ打ち出した。中国では初の試みとみられる。
中国は日本よりもはるかに深刻な少子化に直面している。中国共産党政権は7月20日、夫婦1組につき3人まで子供をもうけることを認める方針を打ち出したのに続き、出産を奨励するさまざまな政策を導入する文書を正式に発表した。中国共産党(中共)は、急速に進む少子高齢化による経済成長鈍化などへの危機感を抱き、産児制限を緩和する方針だ。