午後5時までに1000万円 北朝鮮、中国漁船解放に新たな条件
【大紀元日本5月20日】遼寧省大連市を拠点とする中国漁船1隻が今月5日、黄海で操業中に北朝鮮の警備艇に拿捕され、船員16人が拘束された。北朝鮮側は釈放の条件として20日午後5時までに60万元(約1000万円)の支払いを要求している。
新華社の報道によると、拿捕現場は「中国海域」に属する。船主の于学君さんは事件発生後、北朝鮮側から衛星電話による連絡を受け、北朝鮮と隣接する同省丹東市のある会社に60万元の支払いをさせるよう求められたという。支払期限は19日正午とされていた。
この連絡を受けた于さんは10日、中国外務省と在北朝鮮中国大使館に助けを求めた。19日夜に更新された中国外務省の公式ミニブログ(微博)によると、大使館は北朝鮮外務省に船員らの早期解放を求める申し入れをし、船主の于さんにも交渉状況を伝えたという。
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