民話 「善をもって、悪に報いる」

昔、中国のある地方にうぬぼれた兵士がいた。彼は自分が高位の兵士であると自負し、とても傲慢で、近隣の人たちをいじめることも度々あった。

 兵士の隣には、白ひげを生やした老人とその息子3人が暮らしていた。ある日、老人は息子たちに言った。「わしは、ずっと家族の面倒を見てきた。私はこれまで生きている間に、度々いじめられ、そしてお前たちも、それらの無礼な行為に苦しめられてきただろう。もうわしは年をとってきたし、お前たちの誰かに、家族を引っ張っていってもらいたい。そこで、お前たちにそれぞれ銀10両をやる。外に行き、ひとつだけ徳を積むことを実行しなさい。最も高く徳を積んだ者を、家長としよう」

 しばらくして、息子たち全員が家に帰ってきた。老人は、彼らが行った善行について尋ねた。

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