米国人経営者、北京で従業員に軟禁される 労使関係をめぐって

【大紀元日本6月27日】北京郊外にある医療用品の米国企業の経営者は、人事異動や賃金をめぐるトラブルが原因で、今月21日から工場内で従業員らに軟禁状態にされている。米VOAなどが伝えた。

軟禁されているのは、北京市懐柔区にある医療器具メーカー、スペシャリティ・メディカル・サプライズ社の米国人経営者のチップ・スターンズ氏。21日から、約100人の従業員が昼夜を問わず、工場のすべての出入り口を封鎖。「(敷地内の)どこへ行っても十数人が付いてくる」「眠ろうとすれば、窓が叩かれ、ライトが照らされる」などの嫌がらせを受けているとスターンズ氏は証言した。

事の発端は、工場の一部門がインドに拠点を移したため、約30人の従業員が解雇されたことだ。ほかの部門の従業員もいずれ解雇されるとの噂が立ったうえ、解雇された元従業員らは「かなり手厚い」手当が支払われたことで、解雇されていない約100人の従業員も同様な手当を要求し始めた。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。