中国、高齢者社会に対策 「親元訪問が義務」
【大紀元日本7月1日】1日から施行される「高齢者権益保障法」には高齢者の親と離れて暮らす子どもに「親元訪問」の義務化を盛り込んだ。
定期的に実家に帰省するよう規定したほか、「経済的な援助」、「日常生活の手助け」と「精神的ないたわり」を提供し、「親との同居、または近くで居住することを奨励する」とも記されている。
「孝は百行の元」、親や家族の連帯感を大事にしてきた中国社会。しかし、経済の成長とともに実家を離れて夢を追う若者の増加で、孤独な晩年を送る高齢者は少なくない。政府が2月に発表した報告によると、2013年に60歳以上の高齢者は2.02億人に達し、その半数にあたる1億人は一人暮らしまたは夫婦だけで暮らしているという。
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