徳で人々を感化する

【大紀元日本7月16日】魯恭は、東漢扶風平陵の人である。幼い頃から《五経》や《魯詩》などを学び、礼儀に精通し、名が広く知れ渡っていた。県の長官は彼の家が貧しいことを憐れみ、毎年お酒や食料を送っていたが、魯恭は受け取らなかった。魯恭の品行に敬服していた県の長官は、まだ幼い魯恭に役人の名だけでも先につけないかと進めたが、これも魯恭は丁重に断った。

魯恭は成長すると、中牟県で県の長官を務めた。彼は刑罰をあまり使用せず、道徳と教養をもって人々を感化した。魯恭の管理の下、人々は平和に暮らしていた。

ある日、亭長に牛を貸したのに、牛を返してくれないと牛の主が魯恭に訴えに来た。魯恭はすぐに亭長を呼んで聞いた。「人の牛を借りたのなら、使用後はすぐに返すべきである。直ちに牛を主に返し、謝罪すべきだ」

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