生き返った400年前のコケ

【大紀元日本7月29日】カナダ北部の氷河の中で400年間、埋蔵されていたコケに蘇生の可能性があると調査員が発見した。このコケは1550年から1850年の小氷期に閉じ込められたもの。2004年以来の氷河の急速な後退に伴い、これまで死滅していたと思われていた植物が蘇生していると研究結果が報告された。

報告によると、「これらの植物には、驚くほど様々な種(しゅ)が棲息している」という。種のひとつであるコケの標本が、エレスメア島中央のスヴァードラプ・パス(Sverdrup Pass)から採取された。

コケの蘇生は、蘚苔類として知られる非維管束の植物の驚くべき回復力を示すもので、過去そして未来の、蘚苔類の北極の生態系における役割に対する科学者の理解の領域を押し広げることとなる。

研究の抜粋は5月23日、米国科学アカデミーのウェブサイト上に掲載された。

(翻訳編集・坂本了)
関連記事
腋臭症は病気ではありませんが、脇から異臭が発生することは非常に恥ずかしいです。そのため、台湾の専門医が大紀元の読者に対して予防と治療方法を提案しています。
人はどのくらい長生きできるでしょうか?また、どのくらいの年齢まで働くことができるでしょうか?今年7月で101歳の誕生日を迎えるアメリカの神経科医、ハワード・タッカー氏(Howard Tucker)は、1947年から医師として活動を始め、最近まで診療を続けていました。
ジェシカ・ハンナさんは亡くなりました。彼女は3年前に末期がんと診断されたにも関わらず、自分の赤ちゃんを中絶することを拒否し、病気と治療に立ち向かいながら、健康で幸せな息子を出産しました。
私たちの呼吸ほど、私たちの心と体に直接的かつ強力な影響を与えるものはありません。そして私たちの多くはそれを適切に行っていません。
定期的にナッツを摂取することは、心臓病の予防に役立ち、必要な栄養素を補充します。皆さんはどのナッツが良いか迷っていますか?栄養士の黄怡玲氏が、栄養価が最も高い5種類のナッツの選び方、食べ方、保存方法についてご紹介します。