【大紀元日本8月15日】ねじめ正一の小説にちなんだ「高円寺純情商店街」の入口はJR高円寺駅北口にあるが、日本で唯一と言われる気象神社は南口から歩いて1分という至近距離にあった。大銀杏の樹々に囲まれた氷川神社の境内にある気象神社は、氷川神社の左奥にチョコンと鎮座していた。想像していたよりも小さな神社で、隣にある稲荷神社とほぼ同じ大きさだった。気象神社の鳥居の中に控えている狛犬2頭は、氷川神社の狛犬とは大違いで、目鼻立ちがはっきり見えない痛ましい容貌になっていた。参拝者が刻んで持ち帰ったのであろうか。
重々しい氷川神社の鳥居
気象神社の祭神は八意思兼命(やごころおおもいかねのみこと)で、晴・曇・雨・風・雷・霜・雪・霧など八つの気象現象を制御する智恵の神。気象神社のある氷川神社の祭神は、天照大神の弟の素盞鳴尊。1944年(昭19)4月10日に、現・高円寺北4丁目の陸軍気象部の構内に造営された。1948年(昭23)9月18日の氷川神社例大祭の際に遷座祭を行なったという。気象神社の例祭は、気象記念日の6月1日である。
東京のど真ん中に、こんな珍しい神社があるのを高円寺駅に並んで建っているホテルに泊まって初めて知って、慌ててお参りをした。時間があまった方は参詣されたらいかがであろうか。
気象神社東京都杉並区高円寺南4-44-19
電話:03-3314-4147
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