【ぶらり散歩道】ー茨城篇ー 巨木の欅に囲まれた若宮八幡宮(常陸太田)

【大紀元日本8月29日】若宮八幡宮は、JR水郡線(水戸~郡山)の常陸太田駅から北に向かう木崎坂を上って、鯨が丘商店街を通り過ぎた約1.5kmの見晴らしのよい高台にある。若宮八幡宮は、馬場八幡宮(馬場町)と対をなす佐竹源氏の氏神で太田16町の鎮守である。創建は1394年(応永元)で、鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊を舞鶴(太田)城内に奉ったことが始まりと言われている。若宮の祭神は大鷦鷯尊(おおささぎのみこと)。

現在の場所に移されたのは1708年(宝永5)で、東西の金砂神社の大祭礼と同様、日立市の久慈浜まで神輿が渡御し、磯出の神事を盛大に執り行なっていた。同社には、年に2回の大祓(おおはらえ)の行事がある。6月30日に行なわれる夏越(なごし)の祓、12月31日に行なわれる年越の祓で、茅の輪(萱すすき)を束ねて2~3mぐらいの円形に作ったものを立てて、輪くぐりをして罪やけがれを祓うものである。私は偶然にも2回、夏越の祓のときに同社を詣でている。

参道の両脇には、甲乙つけがたい6本の大きな欅が立ち並んでいる。このうちの鳥居をくぐったすぐ右側にある1本が同社の神木として崇められてきたもので、茨城県の天然記念物に指定されている。幹周り11.40m、根元25m、高さ約30m、樹齢640年の欅の樹勢は、空洞があって手当てをされているにもかかわらず力強い。

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