中国最年少の良心の囚人 米国に脱出成功

【大紀元日本9月10日】「中国の最年少の良心の囚人」といわれている安徽省在住の10歳の張安妮さんは、姉の張儒莉さんとともに国外脱出に成功した。2人は監禁中の中国民主活動家・張林氏の娘であり、現地時間7日サンフランシスコ空港に無事到着した。

米NGO「国境なき女性の権利」のレジー・リトルジョン代表は空港で2人を迎え入れ、「張林さんには助けが必要。お力になれて非常に嬉しい」と話し、米国での姉妹の新生活を支援していく意向を示した。

「固唾をのんで2人の脱出成功を祈り続けた」という中国の著名人権活動家・胡佳氏は朗報を受けて、歓喜の気持ちを抑えられなかった。同氏は米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)に対して、「米国政府は2人の渡米に特別協力を講じた」と米政府の支援があったことを示唆し、感動と感謝の意を述べた。

安徽省在住の民主活動家・張林さんは、2005年に「国家政権転覆扇動罪」で5年の実刑判決を受けた、今年8月、「公共秩序騒乱罪」で再び逮捕された。次女の張安妮さんは今年2月下旬、学校で警察当局に強制連行されて、虐待を受けた上、父親と一緒に20数時間監禁された。以降、彼女は登校禁止を通達された。

中国向けの放送を展開している海外ラジオ放送局「希望の声」の報道によると、姉妹の救出活動に参加した姚誠さんは当局に身柄拘束されたまま。

(翻訳編集・叶子)
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