キリスト像にも勝る「破壊的修復」=寺院の壁画が別モノに

【大紀元日本10月23日】スペインで昨年、80代の女性が勝手に教会の壁画を修復し、キリスト像を全くの別モノにしてしまった騒ぎはまだ記憶に新しい。しかし、「史上最悪の修復劇」と呼ばれたこの修復でも、このほど中国で行われた「破壊的修復」にはとうてい、及ばないようだ。

問題の「修復」が施されたのは、270年以上前に建てられた遼寧省朝陽市鳳凰山にある雲接寺。老朽化した壁画の修復作業は、歴史を感じさせる繊細な絵を、大胆にも、テーマもタッチも全く違う、粗末で低俗な絵にしてしまったのだ。

「漫画以下」「はしたない」「歴史への冒涜」と参観者もネットユーザーも「修復」を強く非難。中国メディアによると、この問題で寺院と地元文物管理の責任者が解任された。

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