CCTVのツイッターに周永康汚職調査のニュース  「ハッカーの仕業」と弁明

【大紀元日本10月26日】中国国営中央テレビ(CCTV)の英語版ツイッターでは21日夜、中央政法委の前トップ周永康氏(70歳)が汚職の容疑で特別チームの調査を受けているとのニュースが流れたが、約2時間後に否定された。CCTVは「ハッカーの仕業」としている。

翌22日、CCTVのスポークスマンは、「ハッカーが侵入して、誤ったニュースを不法に貼り付けた」と説明し、詳細を明らかにしていない。

このニュースは国内のミニ・ブログ(微博)で多く転載されていたが、すでに全部削除された。

一方、多くのネットユーザーは、CCTVの説明に不信感を示している。米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の関連報道に次の読者コメントが寄せられた。

「共産党メディアの言うことを信じてはならない。彼らがデマというなら、ほぼ間違いなく事実だ。これからの情勢が楽しみだ」

「中国共産党の天下で、絶対にそんな単純なミスはない。裏がありそう」

「周永康をぶっ潰すかどうかは、習近平と李克強の決心と手腕次第でしょう。今回のニュースは山を叩いて虎を脅かしているのかもしれない」

CCTVのツイッターは、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道に言及。同報道は、警察当局と共産党中央紀律検査委員会(中紀委)などの関係者の話として、習近平国家主席は周氏の汚職問題を調査する特別チームを立ち上げたと報じ、北京市公安局長兼公安部副部長の傅政華氏がチームの責任者だとも伝えた。

江沢民一派の重鎮である周氏は2007年~2012年、中国共産党の最高意思決定機関・中央政治局常務委員会の委員のほか、中央政法委のトップをも務め、司法、公安、警察、情報機関を主管して強大な権力を駆使していた。

(翻訳編集・叶子)
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