改革か黒幕か 市民も期待しない三中全会
【大紀元日本11月12日】共産党指導部の人事を決める一中全会、政府指導部の人事を話し合う二中全会と比べ、ずっと知名度が高い三中全会。新指導部の経済戦略が示される最初の機会として注目され、これまで多くの経済改革を打ち出してきた。
三中全会と言えば、多くの中国人は1978年に開催された第11期三中全会を思い浮かべる。この会議で文化大革命の精算と改革開放路線への転換が確定され、今日の改革開放路線の出発点となった。そして、1993年には「社会主義市場経済」体制が承認された。2003年は農村改革、2008年は景気刺激対策、それぞれを目玉とするなど三中全会は中国社会に大きな影響を与えてきた。
1978年の三中全会から35年。「かつてない大胆な改革を推進する」と今回の三中全会が宣伝されているが、市民の中で期待を寄せる人は少ない。これまでの改革は多くの「奇跡」をもたらしたと政府が主張しても、市民の目には違った「奇跡」が映った。
関連記事
「帰国すればまた出られる」と告げられたが、中国の若者は帰国後に出国制限の対象となった。海外旅行中に警察から帰国を迫られ、戻った後に知らされた「ブラックリスト」。中国で強まる出国管理の実態とは
中国で出生数の減少が教育現場を直撃している。2025年の幼稚園専任教員は前年比約22万人減。園数・在園児数も減少し、師範系大学では就学前教育の募集停止や学科再編が広がっている
中国当局は7月の新型コロナ新規感染を52万2千件と発表。発熱・救急外来での陽性率は5週連続で上昇し21.2%に達した。一方、実際の感染規模や死亡者数を巡り、情報公開の不透明さを疑問視する声も広がっている
南京大学数学学院の元学院長が「もうやりたくない」として辞任。研究者が管理職を離れる背景には、研究時間を圧迫し成果に直結しにくい行政業務の重い負担がある
中国・深センの智博通電子が製造する20機種以上のルーターに、バックドアが組み込まれていたことが判明。35秒ごとに中国で登録されたドメインと通信し、遠隔操作や同一ネットワーク内の機器へのアクセスに悪用される恐れがある