中国、台風被害のフィリピンに少額の義援金 賛否両論の声

【大紀元日本11月13日】台風30号で甚大な被害を受けたフィリピンに各国政府は支援を表明している。中国政府も10万ドルの義援金を提供すると発表したが、思わぬ議論を巻き起こした。

イギリスの951万ドル、アメリカの2000万ドル、カナダの709万ドル(救援物資も含む)と比べると、中国の10万ドルはかなりの少額。一時関係が悪化していた台湾政府も20万ドルの送金を決めた。領土問題で両国の関係が冷える中、フィリピンへの支援そのものに批判的な国民感情への配慮があるとみられる。

中比は南シナ海にあるスカボロー礁(中国名・黄岩嶌)の領有権をめぐり、激しく対立している。今年1月、フィリピンは中国を相手に国際仲裁裁判を請求し、関係は悪化している。

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