防空識別圏 中国政府トーンダウンか 「面の皮が厚いとは言え」とユーザーら

【大紀元日本11月28日】中国政府にとって予想外の展開か。勇ましく上げた拳を、頭を掻くふりをしてごまかそうとしているようだ。米空軍のB52戦略爆撃機が、中国が設定したばかりの防空識別圏を通報なしに飛行したことについて、中国側は強気の姿勢をかろうじて保ちつつ、事態を曖昧にしている。

米国や日本メディアが米軍機について「中国が尖閣諸島を含む東シナ海上空に設定した防空識別圏」を飛行したことを明確に伝えているのに対し、中国国防省の耿雁生報道官は27日、米軍機が中国の防空識別圏の「東部の端を沿って」南北に往復したと強調した。この「東部の端」は「境界線」を意味し、識別圏内を飛行したかどうかを明言していない。

外務省の秦剛報道官も「防空識別圏の空域を管轄する能力がある」としつつも、「各方面が積極的に協力し、共同で飛行の安全を保障するよう期待する」とこれまでのトーンを一段下げている。

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