名監督が行方不明? 一人っ子政策違反で批判が殺到 メディア「張芸謀捜し」を呼びかけ

【大紀元日本11月28日】かの有名な映画監督・張芸謀氏が中国で「行方不明」になっている。各メディアは「張芸謀捜し」の記事を掲載するなど大騒ぎになっている。騒動の発端は今年5月、4人の女性との間に子供7人がいるとの疑惑が持ちあがったが、張監督の妻が戸籍を置く江蘇省無錫市は同監督の所在が不明だとして、調査が進んでいないと発表したことにある。

今年5月の報道によると、張監督は同市で3人の子供を養育しており、ほかに少なくとも2人の女性との間に3人の子供を設け、最初の妻との間に生まれた女の子を入れれば、7人の子供がいる可能性が出ている。

これが事実ならば、張監督は中国の一人っ子政策に違反し、罰金1.6億元(約26億7千万円)を科されることになる。無錫市は疑惑報道を受け、事実を調査すると発表したが、半年後の11月に「北京に職員を派遣するなど様々なルートを通じて探したが、どうしても連絡を取れない」と調査に進展がないことを公表した。

▶ 続きを読む
関連記事
米CDCは「ワクチンが自閉症と無関係」という従来の主張を撤回し、完全に否定する科学的根拠はないと公式に表明した。
中国北京市では4日、当局の諮問機関にあたる中国人民政治協商会議(政協)が開幕された。中国メディアによると、政協の男性委員は会議で、少子化の対策として30歳以上の未婚女性の出産を認めることを提案した。
中国国家統計局は17日、2021年の全国出生数は1062万人で、5年連続の減少と発表した。また、昨年の出生率(人口1000人当たりの出生数を示す比率)は7.52人と1949年の共産党政権樹立以来の最低水準を記録した。
近年、中国の少子化問題は深刻になる一方のようだ。地方政府はこのほど、子育ての負担を軽減するとして優遇融資策を相次ぎ打ち出した。中国では初の試みとみられる。
中国は日本よりもはるかに深刻な少子化に直面している。中国共産党政権は7月20日、夫婦1組につき3人まで子供をもうけることを認める方針を打ち出したのに続き、出産を奨励するさまざまな政策を導入する文書を正式に発表した。中国共産党(中共)は、急速に進む少子高齢化による経済成長鈍化などへの危機感を抱き、産児制限を緩和する方針だ。