公安部の李東生次官を取り調べ 専門家「江沢民一派絶体絶命」
【大紀元日本12月24日】幹部の腐敗・汚職を取り締まる共産党中央紀律検査委員会(中紀委)は20日、公式サイトで公安部の李東生副部長(次官)を「重大な規律・法律違反」で調査していると発表した。58歳の李氏は、江沢民一派の重鎮周永康・中央政法委前トップの側近で、法輪功弾圧の執行組織「610弁公室」の責任者でもある。中国問題専門家は「李氏への取り調べは、法輪功弾圧を主導してきた江沢民一派にとって大きな打撃となり、指導部が発した重要なメッセージだ」と指摘した。
中紀委の発表は、李氏が邪教問題を統括する指導チームの副責任者であることにも言及した。専門家は「この動きに大いに注目すべき」とみている。
1999年、当時の江沢民国家主席が法輪功を取り締まるために同チームを立ち上げ、同年6月10日、直属機構「610弁公室」を発足させた。この二つの組織の歴代責任者は周氏など江一派の人物が務めてきた。
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