チベットの光 (81) 復活
【大紀元日本1月3日】「ああ!」ラティンバはこれを聴くと、心には刀で切られたような痛みが走り、全力で尊者が涅槃に入った洞窟に向かった。彼がチューバ地方の宝塔の形をした平地に到着すると、面前に師父が出現し、満面の笑みをたたえながら言った。「わが弟子ラティンバが帰ってきた」
ラティンバは、まだ涅槃に入っていない師父を見て、言い知れぬ喜びが沸いた。彼は師父に礼拝し、さまざまな質問をした。尊者は、これに回答し、最後に言った。「私は先に往くから、君は後から来なさい。将来、私が迎えにこよう。くれぐれも、私の話を忘れないように」。尊者は、こういい終えると、瞬く間に目の前から消えた。
ラティンバの心は引き締まり、飛ぶようにして尊者が涅槃に入った洞窟へと走った。 彼がそこにつくと、洞窟の外で多くの弟子たちと施主たちが、悲しみにくれて祈祷をしているのが見えた。彼は急いで洞窟に入ろうとしたが、面識のない新修の弟子たちがこれを遮った。
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