米国企業が直面する中国産業スパイ問題 「組織内スパイの脅威が大きい」

【大紀元日本1月22日】米国企業の秘密情報や知的財産が中国の産業スパイによって異常なペースで盗まれている。コンピュータのハッキングや、内部人員による盗聴盗撮装置の仕掛け、改造されたコピー機による情報の自動送信等様々な手段が用いられている。

米国企業はビジネスのためには、重装備した国家からのサイバースパイ活動に備える必要がある。大紀元(英語版)の取材に、米シスコ・システムズ社の上級セキュリティ戦略主任のマイケル・オバーラエンダ―氏はこのように指摘し、「これは戦力の偏った不公平な戦いだ」と語った。実際、企業の対抗戦略は「完全防備」から「軽減」へシフトするしかないという。

企業にできることは「侵入のハードルを高くするしかない」と同氏は言う。攻撃者はターゲット企業にかける時間と労力を天秤にかけ、攻撃の価値があるかを決める。標的から外されれば、企業にとって防衛成功になるという。

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