高校生が医師を殺害 治療への不満で 中国、医療現場でトラブル多発
【大紀元日本2月19日】黒竜江省チチハル市の病院で17日、高校3年生の患者が鉄パイプで医師を殴り、死亡させる事件が起きた。近年、中国では医療現場における暴力事件が多発しており、医療保障の不備やコネに頼る医療、格差による不公平な扱いなどへの鬱憤が事件の背景にあるとみられている。
17日に事件が起きたのはチチハル市の北鋼病院。高校3年生の容疑者は午前10時半頃、耳鼻科の診療室に乱入し、手に持った50センチの鉄パイプを外来担当の孫医師の頭部に殴りつけ死亡させた。
容疑者は1月16日から23日の間、同病院に入院し鼻疾患の治療を受けていた。退院後3度にわたり再検査を受けたが、孫医師の治療結果に不満を抱き、「復讐」に出たという。
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