大陸から押し寄せる観光客に嫌気か 香港でデモ 侮辱的言語が問題に

【大紀元日本2月20日】一部の香港人が16日、大陸からの観光客が香港住民の生活に多大な影響を与えたとして、繁華街の尖沙咀エリアで抗議デモを行った。デモ参加者は大陸観光客を「イナゴ」と例え、活動を「イナゴ駆除」と名付けた。デモは香港の親中派団体と現場に居合わせた大陸観光客に阻まれ、双方が口論を繰り広げ、もみ合いになった。

この事件に対し、香港特別行政区トップの梁振英行政長官は18日、デモを非難し、法律に基づいて対応すると述べた。香港保安局の局長は「イナゴ駆除」と呼ばれたデモは観光客に衝撃と屈辱を与えたばかりか、地元の経済活動や公共秩序にも影響を与えたため、「非難すべき行為だ」と強調した。

同事件は中国国内メディアに報道された後、インターネットで大きな波紋を広げた。多くのネットユーザーは、旅行や買い物で香港経済の繁栄に貢献しているのに、香港人に「イナゴ」と呼ばれ、嫌われていることに困惑し、不満を示した。一方、大陸観光客が香港の風習を守らないことやマナ―の悪さが香港人の嫌悪感を呼んだのではないかと冷静に分析するユーザーもいた。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。