【伝統を受け継ぐ】古典文学に親しむ「古典サロン」

【大紀元日本4月1日】50年ぶりに再会した高校時代の友人が、知人の集まりで筑前琵琶の弾き語りを披露するのを聴いた。その日の曲目は「母」がテーマということで、人さらいに連れ去られたわが子をたずね歩く母の話「隅田川」と、追手から逃れるために3人の幼子を連れて雪の中をさまよう母「常盤御前」の2曲だった。美しい古文で語られる物語に、高くまた低くベンベンと鳴る琵琶が情趣をそえる。母の心情が直に聴く者の心に届く語りだった。

友人の名は渡辺幸子さん、当時の幸子さんは高校野球や、部活の陸上競技に熱中する凛々しい女子だった。それにもう一つ熱中していたものはロシア文学、彼女の影響でトルストイやドフトエフスキーに親しんだ級友は少なくなかったと記憶している。その後、彼女は当然のように、大阪外国語大学のロシア語科に進んだ。

現在、幸子さんは地域の催しや自宅を開放して琵琶の弾き語り会を開く一方、二つの読書会を主宰する。「世界文学を読む会」と、もう一つが日本の古典文学を読む会「古典サロン」である。ロシア文学から日本の古典文学へ。50年の歳月がどのように幸子さんを「古典サロン」へと導いたのだろうか。3月の例会に参加して話を聞いた。

▶ 続きを読む
関連記事
身近な鶏肉は、筋肉を支える良質なタンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルも豊富です。胸肉ともも肉の違いから、栄養を逃しにくい調理法、安全な保存方法まで、健康効果を引き出すコツを紹介します。
子どもの落ち着きのなさや集中力の低下は、ADHDだけが原因とは限りません。睡眠中のいびきや口呼吸、呼吸の乱れによって脳が十分に休めず、ADHDに似た症状が出ることがあります。
階段は自宅でできる優秀なトレーニング器具。理学療法士が教える、筋力強化と心肺機能向上に効果的な5つの階段エクササイズを、写真付きでわかりやすく解説します
大暑の養生で大切なのは、体を冷やすことだけではありません。中医学では、湿気で弱りやすい胃腸を整え、体が熱を逃がす力を保つことが重要だと考えます。
穏やかな最期を望んで選ばれる医療援助死。しかし、使用される薬の安全性や効果は十分に検証されておらず、死亡まで長時間かかる例や合併症も報告されています。知られざる実態と、データ不足が招く問題を探ります。