中国不動産市場から投資家撤退 商業不動産投資18%減
【大紀元日本4月25日】賢明な投資家たちが中国の不動産市場から撤退を急いでいる。経済成長の鈍化で、不動産市場は需要の低迷や利益率の低下などの問題に直面している。
今月上旬、香港の世界的富豪・李嘉誠氏の次男、沢楷氏率いる企業が、北京のショッピングエリア三里屯に保有していた複合ビルを9億2800万ドル(約950億円)で売却した。李嘉誠氏も昨年8月以来、広州や上海に所有していた少なくとも4つの大型物件を次々売却した。その合計売却額は約2650億円に上ると言われている。
李氏は米フォーブス誌の世界富豪ランキグでアジア人最上位。1990年代から中国本土への投資を拡大してきたが、このほどの北京のビル売却で、李氏親子が本土で保有している不動産はほぼゼロになった。李氏が本土物件の売却を急いだのは、中国の不動産バブルの崩壊を見越したからだとの見方が大勢だ。
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