中国、初の国家安全青書 「テロ活動が活発化」

【大紀元日本5月7日】中国初となる国家安全青書が6日に北京で発表された。青書は中国の国家安全情勢について「国内のテロ活動は活発期に入った」と分析し、政府機関や警察官がターゲットにされているなど、その特徴について言及した。青書が発表された同日にも広東省広州市の鉄道駅で無差別襲撃事件が発生し、6人が負傷したと伝えられた。

「中国国家安全研究報告(2014)」を題とする同青書は国際関係学院と社会科学文献出版社がまとめたもので、国内のテロが活発化した原因について、「国際テロ活動の影響を受けたもの」としている。中国政府が発表した資料によると、2013年に国内で起きたテロは10件に上る。

中国現代国際関係研究院の馮仲平副院長は「現在、国内安全で直面している最大の脅威は暴力テロ活動」だと指摘した。青書は最近のテロ活動の特徴について、「多くの地域に拡大していること」、「政府機関や警察官がターゲットにされていること」、「粗末な凶器で突然襲撃する」などの点を挙げた。

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