中国地方紙、副編集長が自殺 過酷な仕事が原因か

【大紀元日本5月8日】杭州地方紙「都市快報」の副編集長徐行氏(35)が4日、自殺で死亡したことが分かった。同氏は長い間、うつ病などに苦しんでいたという。中国メディアが伝えた。

報道によると、徐氏は名門の復旦大学を卒業後、同紙で記者などを経て、社内最年少の副編集長に就任した。現在は社会や経済分野の紙面を担当するほか、同時にスマートフォンの記事配信の責任者でもあり、仕事上の圧力を抱えていたという。

中国では最近、メディア関係者の自殺が相次いでいる。国営新華社通信・安徽支社の副社長兼編集長の宋斌氏が4月28日、事務所で遺体となって発見された。死因は同じうつ病による自殺とみられている。

中国紙・法治週末が2011年にメディア関係者を対象に行った調査によると、90%の人が仕事から重圧を感じ、77.5%の人が日常的に不安を感じているという。睡眠不足、生活リズムの乱れ、長時間の残業などのほか、一部の評論家は、中国のメディア従事者は長期的に当局の監視下に置かれていることもストレスの一因であると指摘した。

(翻訳編集・王君宜)
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