世界臓器移植業界に影響を与える人権弁護士、中国の「闇」と戦う

【大紀元日本5月29日】中国では心臓を13万ドル、腎臓を6万2千ドルで購入でき、移植手術を受けることが出来る。臓器の出所は強制労働収容所や刑務所の収監者で、主に迫害対象の法輪功学習者や、チベット、ウイグルなど少数民族。臓器を購入するのは中国国内の富裕層、国外からの移植希望者だ。

この闇の臓器移植ビジネスを初めて白日の元にさらしたのは、カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏と同国元下院議員で元閣僚のデービッド・キルガー氏だ。両氏は2006年、同問題の調査報告書「戦慄の臓器狩り」を発表。マタス氏は功績を讃えられ、ノーベル平和賞候補者に指名されている。

マタス氏は「臓器狩り」についてカナダ・トロントで28日、講演を行う。それに先駆け現地紙トロント・スターが同氏を取材している。

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