中国株市場VIX指数10年ぶり最低水準、株取引が激減
【大紀元日本6月16日】ブルームバーグ(6月9日付)によると、中国主要株価のVIX指数はこの10年来最低水準に下落し、また上海証券取引所の出来高の減少幅も世界10大取引所のトップとなった。
報道によると、米国VIX指数(米シカゴ・オプション取引所が主要株価指数であるS&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表している指数で、恐怖指数とも呼ばれる)の急低下につれ、中国主要株価指数である上海総合株価指数(上海総合)50日VIX指数が6月6日に12.5に低下し、2003年10月以来最低水準となった。VIX指数は高ければ高いほど、投資家が相場の先行きに不透明感を持っていることを示すが、低ければ低いほど株価の変動がなく、すなわち株取引がほとんどなく、市場が閑散としていることを示す。
ブルームバーグの調査によると、今年4~5月に中国の株式投資家が34.6万の株式取引口座を清算しため、取引口座総数が5350万に落ち、4年ぶりの最少口座数となった。中国証券登記清算有限公司の統計によると、現在中国A株式市場における新規取引口座開設数は1日当たり1.3万に達しておらず、2007年の統計開始以来最少となった。
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