【大紀元日本7月25日】米国ノースダコタ州バレー市で無人の喫茶店が1年前から営業している。店の商品はすべて値段を表示しており、客はすべてセルフサービス。購入した商品の代金は自分で集金箱に入れるか、クレジットカードや小切手での支払いも可能だ。
客は店内の設備を自由に使うことができ、時間制限はない。店内にはたくさんの書籍、ピアノ2台、いくつかの芸術品が並んでいる。毎週土曜日の夜7時半からプロジェクターで映画を放映する。その時は、3ドルを加算して支払う必要がある。
店内の商品は、選りすぐりのものばかり。コーヒー豆はプロの焙煎師が炒め、各種のシロップとミルク、またホットココアや各種のソフトドリンクも用意されている。菓子類は不定期に変わり、高級なスウィーツがある時もある。
店主のブレッケさんが3年半をかけて、古い銀行の建物を今の喫茶店に改造した。2013年10月に開店して以来、経営状況はまだ厳しいが、楽観的に考えていると話す。「来店のお客さんは誠実な人ばかりで、非常に嬉しいことです。毎日、売れた商品の値段より、15%くらい余分なお金が入っています」
人口6千人あまりの小さなバレー市では、市民はほとんどが顔見知り。「食い逃げ」のような、不名誉なことは容易にできないのだ。店とお客の両方の信頼によってこの店は運営されている。
(翻訳編集・神岡純)
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