ダライ・ラマ「450年の輪廻転生制度を廃止」

【大紀元日本9月10日】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(79)は7日、ドイツ週刊紙ウェルト日曜版(Welt am Sonntag)の取材を受け、その死後に後継者を探すという450年も続いてきたチベット仏教の輪廻転生制度を廃止すると初めて明かした。台湾メディア・中央通訊社が8日報じた。

ダライ・ラマによると、2011年に政治的指導者の立場から完全に身を引いて以来、「5世紀近く引き継がれている輪廻転生制度もこれで自由な意思に基づいて終わりを告げた」と自身の意向を示した。

ダライ•ラマとパンチェン・ラマはチベット仏教の二大宗教指導者である。政教一致体制を実施しているチベットでは、ダライ•ラマとパンチェン•ラマはチベットの宗教的指導者であるだけでなく、政治の指導者でもある。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。